内容 | 開催日時:平成29年9月29日(金)19:00~20:30
講師:中村敏和さん(自然科学研究機構分子科学研究所・准教授、電子スピンサイエンス学会・会長)
ファシリテーター:黒木彩香さん(国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)戦略研究推進部・調査員)
テーマ:「電子の磁石×くらし~分子の状態を見て、くらしをチェック~」
概要:
医療で使われるMRI検査には、核磁気共鳴画像法(magnetic resonance imaging, MRI)が使われています。何の磁気が共鳴するかというと、それは電子や原子核の小さな磁石の話になります。磁気共鳴法(MR)はこのほか、生活習慣病に大きく関わっている活性酸素の動きを調べたり、分子レベルの知見を用いた創薬や治療研究にも使われています。医療以外にも、食品の鮮度測定、化石や遺跡の年代測定など身近な分野で活用されています。今回のサイエンスカフェでは、磁気共鳴法の実験を通じて、「くらし」に関わる現象や応用研究を、電子の磁石でやさしく紹介していきます。
※参加は無料です。
※このサイエンスカフェは、サイエンスアゴラ2017連携企画(テーマ“越境する”)として、JSTが共催しています。 |