内容 | CoSTEPの対話の場の創造実習は、2015年度から、受講生と一緒に、演劇を用いた科学技術コミュニケーションを試みています。劇中の登場人物は、それぞれが考える「未来の社会において達成されるべき価値」を表現します。そして、価値に沿った科学技術の利用のあり方を観客と一緒に考えていきます。
今回は、札幌市資料館の刑事法廷展示室(旧札幌控訴院)にて、脳の認知機能を補完するためのブレイン・マシン・インターフェースの開発が計画された未来を想定した「討論劇」を実施します。その後、観客のみなさんとともに、そのような装置を受け入れてよいかどうかを考え、判断を下す、ワークショップを行います。
人数に限りはありますが、演劇を用いて科学技術コミュニケーションを行う試みにご興味のある方は、ぜひご参加下さい。
〜討論劇あらすじ〜
「脳神経科学推進法」が制定された2030年の日本。社会的に影響が大きい脳神経科学研究の是非を市民が議論し、研究を進めるかどうかを決める場として「脳神経科学研究についての市民法廷」が実施されることとなった。脳の認知機能を補完するためのブレイン・マシン・インターフェースの開発について、肯定する側と否定する側の証人が、市民陪審である観客へと訴えかける。さて、市民法廷はどのような判断をくだすことになるのだろうか。 |