内容 | 「科学夜話:リスクコミュニケーションの原点、公害を改めて考える」
日時:2020年1月24日(金)19:00~21:00
プレゼンター:竹田宜人さん(科学コミュニケーション研究所フェロー/横浜国立大学リスク共生社会創造センター所属)
概要:リスクコミュニケーションは、東日本大震災後、一般的に使用されるようになった用語の一つです。ステークホルダー間の平等や双方向の対話の確保など、必要な条件はいくつかありますが、科学的な事実の取り扱いをどうしたらよいかについては明確な答えがあるわけではなく、議論が尽きません。その議論を理解するための重要な視点として、「コミュニケーション:対話」という言葉になぜ「リスク」を付け加える必要があったのか?ということがあります。その原点を、科学と社会の関係を問い直すきっかけとなった、水俣病や四日市ぜんそくなどの公害への反省や予防原則の視点から改めて考え直します。
プレゼンターよりメッセージ:リスクコミュニケーションに関心を寄せる人々の多くが、科学的知識の取り扱いに悩まれると聞いています。科学的な情報をどのように共有し、対話に生かすか、リスコミの現場では避けることができない問題といってよいと思います。この課題をリスクの視点から一緒に考える機会にできたらと思います。
会費:2,000円(お食事と飲み物1杯付き)※プラス1,000円で飲み放題に変更できます。 |