内容 | ひとは「男」「女」のふたつにきっぱり分けられるものなのでしょうか?そして「男」「女」には差があるのでしょうか?あるとすれば、それはどのようなものなのでしょうか?性別や性差は割り切れない=スペクトラム:連続的なものなのではないか、という考え方にたって、3名の研究者に、最新の研究や取り組みについてお話しいただきます。研究者による話題提供のあとは、来場者のみなさんとの対話と歓談、性差に関するアンケートなどによる調査を行います。匿名・任意ですので、ご協力いただければ幸いです。
(調査の詳細についての説明は、当日行います。18歳未満の方は、調査へのご協力については保護者の同意をいただきます。)
【開催日時】
2019年3月24日(日)
12:55~13:00 開会挨拶
(前半)
13:00~14:00 研究者講演
14:00~14:30 来場者のみなさまと研究者との対話
(後半)
14:45~16:30 ワークショップ
ジェンダーバイアスについて考える
【講演タイトルと講師】
◆文字と性差◆
横山 百合子(国立歴史民俗博物館 教授)
「女っぽい字だね」「男のような字だ」などといわれた経験のある人はいないでしょうか。文字の形は同じなのに、文字はしばしば男女のイメージと結び付けられます。それはなぜなのか。江戸から明治時代にかけての文字を見ながら、文字と性差について考えてみましょう。
◆MRIで見た男性脳と女性脳◆
近添 淳一(自然科学研究機構 生理学研究所 准教授)
MRIを使うと脳の形を見ることができますが、撮影方法を変えると脳がどのように活動しているかを見ることもできます。脳の形と脳活動のパターンからどのくらい性別を判定することができるかについて、現在進めている研究の成果をお話しします
◆トランスジェンダー学生受け入れのための「女子」再定義◆
森田 育男(お茶の水女子大学 理事・副学長、東京医科歯科大学 名誉教授)
女子大学で、何故トランスジェンダー学生を受け入れることを決定したのか、また、そもそも「女子」の定義とは何なのか。これまでは、戸籍や生物学(解剖学)で定義されてきましたが、医学的見地、心理・精神学的見地に立てば、それほど単純なものではありません。トランスジェンダー学生受け入れの経緯を基盤に性の多様性についてお話しさせていただきます。
参加費:無料
申込期間:2019年3月22日(金)12:00まで
※お申し込みは、自然科学研究機構イベント情報サイト(関連URL)のフォームをご利用ください。
※定員になり次第、締め切りとさせていただきます。
※当日参加も可能ですが、お席をご用意できない場合がございますこと、ご了承ください。
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