内容 | 2018(平成30)年度から、国立科学博物館附属自然教育園をモデルに、経験に基づき行われている天然記念物の植生管理について、GIS(地理情報システム)を活用してデータ化し、可視化する植生管理手法を開発する研究を進めてきました。得られた結果は、研究機関が広く利用できるように、オープンデータ化に向けて評価を行い、さらに、植生管理過程を学習できる環境教育システムを試行的に開発し、文化財である天然記念物の保存と活用のモデルを提案することで、都市化の影響を受ける天然記念物の保存と活用の基本的方針の構築に資することを目指しています。
研究期間は当初2022(令和3)年度まででしたが、COVID 19の影響で繰り越しとなり、2023(令和4)年度まで実施しました。これまでの成果を踏まえて、全体研究会を行うこととしました。多くの方との意見交換が可能な場にできればと思っております。
ご多忙とは存じますが、ご参加いただけましたら幸いです。
※本研究はJSPS科研費 JP18H00761の助成を受けたものです。
■タイムスケジュール:
3月14日
13:30-15:20 これまでの本研究の成果について
1)研究概要
国立科学博物館 小川義和
2)植生管理における情報蓄積とGISによる可視化
国立科学博物館附属自然教育園 下田彰子
国立科学博物館附属自然教育園 遠藤拓洋
NPO法人地域自然情報ネットワーク 梶並純一郎
東京大学大学院農学生命科学研究科 内田圭
3)自然教育園におけるGISデータ公開の可能性
国立科学博物館植物研究部 海老原淳
大分大学理工学部 永野昌博
4)展示教育への活用
東京農工大学科学博物館 齊藤有里加
筑波大学芸術系 山田博之
国立科学博物館附属自然教育園 遠藤拓洋
国立科学博物館附属自然教育園 下田彰子
15:20-15:50 ディスカッション
15:50-16:00 まとめ
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