内容 | 「名前ってなに? バラと呼んでいる花を別の名前にしてみても美しい香りはそのまま」シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』(小田島雄志訳)の台詞です。身近な草木一つひとつそれぞれに名前がつけられています。では私たちはどのようにして植物を見分け、その和名や学名を調べているのでしょうか。今回のカフェのゲストは、植物を体系的に分類・整理する植物分類学を専門にする首藤光太郎さん(北海道大学総合博物館 助教)。北大植物園(現北方生物圏フィールド科学センター植物園)の初代園長を務めた宮部金吾博士らが担った北海道大学の植物分類学の研究史に触れながら、植物の名づけについてお話をしてもらいます。カフェを通じて、戸外へ出て足下に生える小さな可憐な草花の名前を知ることの面白さ、そして、花の名を知ることで身の回りの自然が鮮明にそして豊かに変わることを、一緒に感じませんか。 |