内容 | 2021年1月23日(土)18:30-20:00
「光で記憶を操作する」
「晩ごはんにどこで何を食べたか」などの、ささいな日常の記憶は「海馬」と呼ばれる脳の領域に形成され、その多くは1日のあいだに忘れられることが知られています。一方で、「晩ごはんに行く途中、学生時代に好きだった人に偶然出会った」など新奇で思いがけない出来事を直前あるいは直後にともなう場合、ささいな日常の記憶が長期にわたり保持される現象が知られています。今回の講義では、光を使って特定の神経細胞だけを活性化させる実験技術「光遺伝学」を用いて明らかになった、新奇な体験により通常忘れ去られる日常の記憶を長期的に続く記憶へと変換させる脳の働きについてお話ししたいと思います。
講師 オーフス大学 竹内倫徳さん
参加費 500円
申し込み https://scmitaka20210123.peatix.com |