1 開催の趣旨
日本サイエンスコミュニケーション協会は、サイエンスコミュニケーションを促進することにより、社会全体のサイエンスリテラシーを高め、人々が科学技術をめぐる問題に主体的に関与していける社会の実現に貢献することを使命としております。そのためにはサイエンスコミュニケーションの普及と関係者のネットワーク形成が重要です。全国各地でサイエンスコミュニケーションを担う皆さんの活動を奨励、支援し、促進することを目的に「日本サイエンスコミュニケーション協会認定サイエンスコミュニケーター」(通称:JASC認定サイエンスコミュニケーター)の認定制度を実施しています。
この認定制度は、講座、実践、実績の3点から審査をして認定を行いますが、その根幹を成すのが、日本サイエンスコミュニケーション協会のサイエンスコミュニケーション実践講座です。本講座は、サイエンスコミュニケーションの基本から実践的知識・技術を提供するものです。
この実践講座に参加し、修了された方は「JASC認定サイエンスコミュニケーター」の資格要件の一つである「サイエンスコミュニケーション又はリスクコミュニケーション講座の修了」を満たすことができます。
2 主催者
主催:日本サイエンスコミュニケーション協会
3 開催場所・日時
(1)開催日時:2025年2月1日(土)、2日(日)10:30~17:00(開場10:15)
(2)実施方法:Zoomによるオンライン研修会
(3)定 員:最大30名程度
(4)参 加 料:
正会員 :6,000円
学生会員:1,000円
一般会員:6,000円
賛助会員:6,000円
非会員 :12,000円
参加料は以下の口座に2025年1月29日(水)までに必ずお振込みください。振り込み人のお名前のまえに「JASC」と記入してください。1月29日(水)までにご入金が確認できましたら、講座当日までに、入室情報等をお送りします。
振り込み口座 三菱UFJ銀行三鷹支店(店番222)
普通口座
口座番号:0130029
口座名:一般社団法人 日本サイエンスコミュニケーション協会
シャダンホウジン ニホンサイエンスコミュニケーションキョウカイ
4 参加対象:
サイエンスコミュニケーターに関心のある学生・大学院生、科学技術の活用に関心のある市民、幼稚園・保育園・小中高等学校の教員、科学館職員、科学館運営サポーター等
5 内容
本講座では、サイエンスコミュニケーションに関心のある学生・大学院生、市民を対象として、サイエンスコミュニケーターとしての基本的知識・技術を学び、「サイエンスコミュニケーション」の実践的事項を習得します。
そのため、本講座では「理論」と「実践」に分けた講義を行います。「理論」においては、サイエンスコミュニケーションに関する概念の理解、科学と社会のつながりに関する理解を深める講義を行います。「実践」においては、サイエンスコミュニケーションの実践例の紹介を通じて、企画の立案から広報、外部資金の獲得、実践時の注意事項、活動の評価に関する理解を深める講義を行います。
修了証の発行については、すべての講義に参加の上、各講義の事後課題の提出が確認された受講者を対象とします。(すべての講義に参加しない形での申し込みも可能ですが、参加料に変更はありません。)
6 日程
2025年2月1日 |
日時 | タイトル | 概要 | 講師 |
10:30-12:00 (90分間) | サイエンスコミュニケーションの歴史と理論 | サイエンスコミュニケーションの歴史、そして中核概念である欠如モデルについて確認した上で、欠如モデルを巡る誤解を解消します。 | 内田麻理香 氏 (東京大学) |
13:30-15:00 (90分間) | シチズンサイエンス: サイエンスコミュニケーションが拓く科学の共創 | シチズンサイエンスの概念や実践事例の紹介を通じて、社会と連携して科学を共創する意義や、 現場におけるサイエンスコミュニケーションの重要性についてお話しします。 | 青木裕一 氏 (東北大学) |
15:15-16:45 (90分間) | 多種多様!サイエンスコミュニケーションの実践例 | フリーの科学コミュニケーターとしてこれまでに行った実践事例を通じて、活動の多様性や難しさ、今後の可能性などを紹介します。 | 本田隆行 氏 (フリーランス) |
2025年2月2日 |
日時 | タイトル | 概要 | 講師 |
10:30-12:00 (90分間) | サイエンスコミュニケーションのマネジメント | 持続可能な活動のための組織化、資金調達、広報の工夫、企画の立て方など実践的なノウハウを、事例をあげて紹介します。 | 羽村太雅 (JASC会長、 手作り科学館Exedra館長) |
13:30-15:00 (90分間) | サイエンスコミュニケーションとリスクコミュニケーション | 市民を対象としたサイエンスコミュニケーションにおいては、科学技術のメリットとデメリットの両面からの議論が必要です。サイエンスカフェの事例も踏まえ、多様な場面でのコミュニケーションのあり方について解説します。 | 佐々義子 (くらしとバイオプラザ21常務理事) |
15:15-16:45 (90分間) | サイエンスコミュニケーション活動の評価 | サイエンスコミュニケーションの構造を理解した上で、参加者と実施者それぞれの評価について、事例を元にお話しします。 | 小川達也 (JASC副会長、独立行政法人国立科学博物館) |
7 参加方法
以下のフォームからお申込みください。
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