内容 | 1 開催の趣旨
港区立みなと科学館は、科学を体験することができる場を提供することにより、区民の科学への関心を高め、もって区民の教養の向上及び主体的な学びの意欲の増進に寄与することを目的とした施設として設置され、教育委員会や教育センターと協働し、科学館の特徴を活かした学習カリキュラムを開発し科学館利用による学習効果を高め、また教員研修や教材貸出等学校支援となる事業に取り組むこととしています。それらを実現するために、「科学と一般の人々をつなぎ、科学が文化として社会に定着していく過程」と定義されているサイエンスコミュニケーションを重要な手法としています。このサイエンスコミュニケーションは、「科学リテラシー」とともに科学館活動の「車の両輪」と言われており、今日の複雑化した社会においては教員にも必要な能力とされています。
様々な分野で求められているサイエンスコミュニケータの養成講座として、科学館という環境で展開されるサイエンスコミュニケーションの「基本概念」と「科学的活動のマネージメント」などの一般性のある知識と手法を学び、具体的活動として「サイエンスカフェ」を体験する「サイエンスコミュニケーション講座」を実施します。
2 主催者
主催:港区立みなと科学館
共催 :日本サイエンスコミュニケーション協会(予定)
3 開催場所・日時
(1)開催日時:2020年11月20日(金)~2021年2月12日まで全4回
(2)場 所:みなと科学館(実験室)
(3)定 員:20名
(4)参 加 料:無料(「サイエンスコミュニケーションのはじめかた」丸善出版を希望者は購入)
4 参加対象:
サイエンスコミュニケータに関心のある小中高等学校の教員及び教員を志す学生(大学院生)、科学館職員、科学館運営サポーター等
5 内容
本講座では、サイエンスコミュニケーションに興味・関心のある方を対象として、科学館利用の最も基本となる「科学館の学び」の構造を理解し、「科学館の場」を通して、「サイエンスコミュニケーション」の学校教育での展例を紹介する。
そのため、本講座では大きく「サイエンスコミュニケーションの全体像の理解」と「サイエンスカフェ」を体験します。サイエンスコミュニケーション・スキルの習得と実践例として各自で学校で行うサイエンスコミュニケーション活動の「企画書」を参加者が作成し、発表します。
6 日程(案)
11月20日 午後14:30〜16:30 講師:小川 義和・高安 礼士
サイエンスコミュニケーションの考え方と方法論
12月18日 午後14:30〜16:30 講師:渡辺 政隆・科博SCA*
サイエンスライテングとサイエンスカフェの体験
1月22日 午後14:30〜16:30 講師:高安礼士・科博SCA*
国立科学博物館におけるSC活動とSC活動の実践
2月12日 午後14:30〜16:30 講師:小川義和・高安礼士
サイエンス活動の提案・まとめ
|