日本サイエンスコミュニケーション協会
 

 

第9回JASC定例会 2013/5/19


1.テーマ

 「 子どものためのサイエンスコミュニケーションの展開 ―どうデザインするか? ワールドカフェで大討論-」(仮)

 

2.開催概要

主催: 一般社団法人日本サイエンスコミュニケーション協会

対象: サイエンスコミュニケーションに関心のある方

日時: 2013519日(日)13:3017:00

会場: 科学技術館6階第1会議室

102-0091  東京都千代田区北の丸公園2"

電話:03-3212-8544

交通:http://www.jsf.or.jp/map/

【東京メトロ東西線】

T-08「竹橋」駅下車(1b出口)  徒歩約550m

T-07「九段下」駅下車(2番出口) 徒歩約800m

【東京メトロ半蔵門線】

Z-06「九段下」駅下車(2番出口) 徒歩約800m

【都営地下鉄新宿線】

S-05「九段下」駅下車(2番出口) 徒歩約800m

 

3.開催趣旨

 「初めて出会う科学」は、サイエンスコミュニケーションにとって最も大切な始まりです。今回の定例会では、その出会いをどうデザインするかを考えることとしました。

学校でも家庭でもない、単発のイベントでもない子ども向けのSCの活動は、単発イベントや科学教育施設での取り組み、学校での取り組み、出版やメディアの取り組み等のように多岐にわたり、どれをとっても深いものがある。ここでは、地域の図書館、児童館、科学館での実例の紹介(どんな人が、どんな形で、どんなことをする・・・実際に体験させるものの実物や写真の展示も含めて)で、子どもたちにかかわっている方同士の情報交換とこれから子どもにかかわりたい方への情報共有を図ることをねらいとします。

 

4.プログラム

開会&趣旨説明:高安 礼士(JASC理事)


話題提供:13:4514:50 

司会進行:二階堂恵理

1.「図書館での取り組み 杉並区立中央図書館での活動」

科学読物研究会 原田佐和子さん

 地域的な差はあるものの、以前に比べれば図書館はずいぶん数が増え、地域に密着した活動をしています。小学生になればお子さんだけでも図書館を利用しているし、親御さんが幼児と一緒に利用するケースも多く、平日の午後や週末には児童コーナーで本を広げるお子さんの姿があたりまえになりました。私は杉並区立中央図書館で、幼児から小学生を対象に科学あそびをしています。約2時間の中で、その日のテーマについて私が面白いと思ったことを紹介したり、簡単な実験をしたりしながら、まず子どもたちにどんどん発言してもらいます。その後、科学工作。この工作で作る物は、家に持ち帰ってからも、使えるもの、遊べるもの、考えるきっかけになるもの、そして、あっさりゴミになってしまわないように、ある程度完成度が高く、愛着のわくものが出来上がるよう、心がけています。

 図書館でどんな活動をしているのか。また、活動を続ける中で感じている子どもたちの変化や、初めは自分でも気がつかなかった図書館との関わり、これからの課題、私が密かに目指していることなどをお話しします。

2.「科学博物館における子どものためのサイエンスコミュニケーション」

科学技術館 木村かおるさん

 サイエンス友の会は、科学技術館開館当時から50年続いている会員組織である。現在のサイエンス友の会は、正会員が小学3年生から高校3年生と家族会員によって組織されている。運営は、科学技術館事業部が担当し、サイエンス友の会のスタッフが予算、講師、スケジューリング、講師の手配、プログラム開発などすべての業務を行っている。

 サイエンス友の会におけるサイエンス・コミュニケーションは、子どもを中心とする正会員のみならず、講師やアルバイト・ボランティアの大人にもおよぶ。サイエンス友の会の活動においては、スタッフが直接子どもたちに行うサイエンス・コミュニケーション、外部講師や教室での指導者に対して、プログラム案作りのためのサイエンス・コミュニケーション、講師やアルバイト・ボランティアが子どもに指導する際に必要なサイエンス・コミュニケーションの指導など、さまざまなサイエンス・コミュニケーションのアプローチが必要となる。さらに、これらのサイエンス・コミュニケーションは直接的・間接的においても、会員の科学に対する興味関心の増進につながるものとならなければならないと考えている。

 今回は、上記3点におけるサイエンス・コミュニケーションのあり方について、サイエンス友の会の活動の一例を挙げながら、サイエンス・コミュニケーションの取り組みや課題について紹介したい。


3.「児童館での取り組み文京区立本郷児童館・小日向台町児童館の活動から」

元文京区立児童館職員 斎藤晴美さん


『子どもが初めて出会う科学  ―子ども達の好奇心に寄りそってー』

児童館には0歳の小さな赤ちゃんから中学生(時には高校生)までが遊びに来ます。児童館の活動内容(行事予定など)は毎月発行される「児童館便り」で知ることができます。

行事を目的に遊びに来る子ども、ただふらっと遊びに来る子ども・・・その利用の仕方は様々ですがみんな「遊ぶ」ことが大好きです!職員は子どもたちが過ごす時間が楽しく、豊かなものとなるようにいつも見守っています。そして、子ども達と過ごす活動にいつも「科学的な目」を大切にしてきました。

①児童館での工作活動  -物作りにはいつもそこに「科学」がある―

②「児童館の庭で子どもたちが遊べる植物を育てる」活動

③東大生と取り組んだ『小さな科学者のための実験教室』

④幼児クラブでの「科学あそび」

文京区立児童館指導員 鴨下悦子さん

行事『科学あそび』 参加した子ども達の様子

①化石 不思議な石~アンモナイトのレプリカ作り~

②きみはコロンブスを越えられるか?  ~たまごのおもしろ実験~

③おっと、音のじっけんだ  ~エコーマイクを作ろう~  から

4.ワールドカフェ風グループ協議:15:0016:30

 

5.全体協議:16:3017:30



終了(予定)1730

 

  ※開会に先立ち12:45~写真や工作作品の展示と合わせて、簡単な説明があります。

 

5.参加費・申し込み等

(1)参加費 協会員:無料  非会員:500円(資料代等)

  JASC会員でなくても、どなたでも自由に参加できますが、事前登録をお願いします。

(2)申し込み方法

EメールもしくはWebフォームよりお申し込みください。

 

受付期間 201349()12:00から2013517() 12:00まで

参加者には別途メールにて連絡差し上げます。

 

●Eメールでのお申し込み

Eメール( )宛てに、題名を「第9JASC定例会申込」として、以下内容を記載してお申し込みください。

 

題名:第9JASC定例会申込

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[氏名]

[氏名よみがな]

[会員番号※会員の方のみ

[所属先名称]

[e-mailアドレス]

[連絡先電話番号]

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Webフォームよりお申し込み

本ページ下部にあるWebお申し込みフォームよりお申し込みください。

 

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