日本サイエンスコミュニケーション協会
 

 

第3回JASC定例会

第3回JASC定例会を開催します。

 

1.テーマ

広げよう サイエンスコミュニケーション その3
「サイエンスコミュニケーションの現状と今後の方向性」

 

2.開催概要

日時:2012年5月20日(日)13:3016:30

会場:国立科学博物館日本館 4F 大会議室 

 東京都台東区上野公園 7-20
 http://www.kahaku.go.jp/userguide/access/index.html
 ※北側(日本学士院横)の職員通用門より入場

主催:一般社団法人日本サイエンスコミュニケーション協会

対象:サイエンスコミュニケーションに関心のある方ならどなたでも

 

3.開催趣旨

本協会では、全国の広範な仲間との交流を通じて情報や理念を共有し、協働して課題を解決していくことを積極的に進めるため、定例研究会を開催しています。
 第1回~第3回定例研究会のテーマは「広げよう サイエンスコミュニケーション」です。全国で行われている多様なサイエンスコミュニケーションをつなぎ、点を線に、そして面にと広げていくことを目指します。
 第3回定例研究会では、次の3テーマについて、サイエンスコミュニケーションの現状と今後の方向性について語り合います。

4.プログラム


話題1 : 「国立科学博物館におけるサイエンスコミュニケータ養成について」

中井

独立行政法人国立科学博物館事業推進部学習企画・調整課 中井紗織 氏

 国立科学博物館では,一般社会とますます高度で細分化していく科学技術とをつなぐ役割を担う人材の育成を目指し,平成18年度から,サイエンスコミュニケータ養成実践講座(以下,SC講座)を開始しました。SC講座は,国内では博物館と高等教育機関の連携の枠組みで実施される数少ない事例です。
 SC講座は,より深く考え,人々に伝え,人々の知をつなぎ,知を社会に還元するという「つながる知の創造」を目的としており,「深める」「伝える」「つなぐ」「活かす」の4つのキーワードで構成されます。「深める」は,専門性を深めることを意味し,基本的には大学院等で習得される能力を想定しています。SC講座は,「伝える」ためのコミュニケーション能力を高める内容を中心とした「サイエンスコミュニケーション1(SC1)」と,「つなぐ」ためのコーディネーション能力を高める内容を中心とした「サイエンスコミュニケーション2(SC2)」からなり,どちらも講義と実践を組み合わせた内容となっています。そして,「活かす」は,講座を修了後に,社会の様々な場面でスキルや考え方を活かすことを期待しています。
 昨年までの6年間で,SC1を受講した修了者139名と,そのうちSC2まで修了した認定者63名が誕生し,様々なコミュニティーで活躍されています。修了者たちの横断的な組織として「国立科学博物館サイエンスコミュニケータ・アソシエーション(科博SCA)」も昨年度から活動を開始しています。
 講座では,大学との連携として,平成19年度から筑波大学と,平成21年度から東京工芸大学大学院工学研究科と,2つの大学院で単位認定を行っています。さらに,筑波大学とは平成24年4月に「教育研究における連携協定」を締結しました。
 定例会では,国立科学博物館の講座概要や,6年間の成果と課題,そして今後の方向性についてご紹介します。




話題2:「子供達と最先端科学技術の架け橋-それが私たちの使命です」

戸泉

特定非営利活動法人子供達と最先端科学技術の架け橋 戸泉加奈子 氏

     サイエンスとコミュニケーションを大きなテーマに!
 我が国の近代の発展は産業振興の賜であり、科学技術への取り組みがその基盤となってきたことは間違いありません。その取り組みへの努力は今後も続けられ、着実に次世代へと継承されなければなりません。
 その一方で、各研究機関においても、その社会的責任が求められるようになり、そこで何が研究されているのか、世界のどの位置にあるのかを、よりオープンに国民に伝えていく必要に迫られています。
 こういった状況の中で、私たちは次代を担う子供達と、先端の研究所との交流の架け橋となるべく、平成17年より活動を行ってまいりました。子供のうちから科学技術やそれに携わる人たちと親しく触れる機会を作ることこそが、次世代技術の創造に向けた第一歩であると信じ、今後も様々な活動に取り組んでいく所存です。



話題3:「科学技術政策形成におけるサイエンスコミュニケーション」

根橋

経済産業省経済産業政策局知的財産政策室企画一係長 根橋広樹 氏

 科学技術分野に限らず行政が政策を立案する際には、国民の意見や専門家の知見を参考にしながら、検討を進めることになります。中央省庁の職員でも担当している政策分野を大学等で学んでいることは少なく、適切に政策を立案するためには、専門家等に協力いただくことは不可欠です。科学技術政策の形成における行政と専門家等との対話を「サイエンスコミュニケーション」と特別な名称で呼ぶことがよいのかは分かりませんが、科学技術の分野でもこの過程は非常に重要です。
 5年間にわたる科学技術施策の総合的かつ計画的な推進を図るために策定されている科学技術基本計画を例としてお示ししますと、まず、文部科学省をはじめとする各省庁の審議会において関係団体等の意見を伺いながら有識者として参加いただいている委員の方々にご議論いただき、その結果を報告書等にまとめ、科学技術に関する基本的な政策等を検討するために設置されている総合科学技術会議に提案します。総合科学技術会議では提案等を参考にしながら、有識者議員等により議論が進められ、基本方針の答申がとりまとめられます。そして、その答申を踏まえ、政府において基本計画が策定されます。このように、科学技術基本計画においても、専門家の知見を参考にしながら、検討が進められることが分かるかと思います。
 今回は、基本計画や予算編成などの政策形成過程を紹介するとともに、私が昨年度まで担当していた科学技術コミュニケーション関係施策を立案する際の難しさやサイエンスコミュニケーション協会への期待などもあわせてお話し、協会の今後の活動の参考にしていただければと考えています。


<全体討論>:
司会: 小川 義和 理事
話題4:「日本サイエンスコミュニケーション協会の今後の活動について」

全体討論

研究委員会担当理事 高安礼士


5. 参加費・申し込み等

(1)参加費

・会員は無料

 ・一般は会場費・資料代として1,000
協会員でなくても、どなたでも自由に参加できますので、是非、ご参加のほど、よろしくお願いします。
(2)申し込み方法
 EメールもしくはWebフォームよりお申し込みください。
受付期間 2012年5月4日(金)9:00~ 2012年5月17日(木) 12:00
参加は先着順です(定員(50名)になり次第、期限間でもお申し込みを締め切りますのでご了承ください)
参加者には別途メールにて連絡差し上げます。

●Eメールでのお申し込み
 Eメール(
)宛てに、題名を「第3回JASC定例会申込」として、以下内容を記載してお申し込みください。

題名:第3回JASC定例会申込

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[氏名]

[氏名よみがな]

[会員番号※会員の方のみ

[所属先名称]

[e-mailアドレス]

[連絡先電話番号]

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●Webフォームよりお申し込み

 本ページ下部にあるWebお申し込みフォームよりお申し込みください。


 6.
 問合せ先

一般社団法人日本サイエンスコミュニケーション協会 事務局
TEL: 080-8257-7959 FAX: 020-4622-7059
E-Mail: 
 

第3回JASC定例会Web申込みフォーム

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