内容 | 「元号『令和』からみる『日本文化』」
日時:2019年5月24日(金)19:00~21:00
プレゼンター:七田麻美子さん(埼玉大学准教授)
概要:「令和」という元号により、様々な意味で日本の伝統的な文化について注目が集まるようになりました。元号発表時より、専門家によって出典箇所『万葉集』巻五「梅花謌卅二首 并序」についての解説があれこれなされていますが、この文章が「序」であるということについてはあまり注目がされていないようです。しかし、この文章が「序」であることを意識して読み解くと、この文章にどんな意味があるのか、この文章が作られた場はどういうものだったのかということが分かり、そこから当時の文化のある側面を伺うことができると思われます。「日本最古の歌集」である『万葉集』を丁寧に読むことで、伝統的な「日本文化」について考えてみたいと思います。
プレゼンターよりメッセージ:「令和」発表時の盛り上がりから「改元」の持つ力を体感する人も多くいたようで、元号にも注目が集まっています。また、出典箇所と『文選』の関係から、中国と日本の古典文学の関りに興味を持つ人もいるようです。元号をめぐるあれこれは「日本文化」を多角的に考えるいい材料になると思い、今回はこのホットな話題を取り上げてみます。
参加費 3500円(食事付き。飲み放題)
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